受益者とは?
2021.05.13更新
信託法上、「受益者」とは、受益権を有する者をいいます(法2条6項)。
そして、「受益権」とは、信託行為に基づいて受託者が受益者に対し負う債務であって、①信託財産に属する財産の引渡しその他の信託財産に係る給付をすべきものに係る債権、及び②これを確保するためにこの法律の規定に基づいて受託者その他の者に対し一定の行為を求めることができる権利をいいます(同条7項)。
法令によりある財産権を享有することができない者は、その権利を有するのと同一の利益を受益者として享受することができません(脱法信託の禁止。法9条)。