信託監督人とは、受益者が現に存する場合に、受益者のために、受託者を監督する権利（法９２条各号）のうち一定の権利に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有…

信託行為では、受益者を変更する権利（以下「受益者変更権」といいます。）を有する者を定めることができます（法８９条）。例えば、事業承継を目的とする信託において、当…

受益者代理人とは、その代理する受益者のために、当該受益者の権利（損失補填責任等の免除を除く）に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する者をいいます（…

信託管理人とは、受益者が現に存しない場合（例えば、受益者がまだ生まれていない場合等）に、受益者のために、受益者の権利に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権…

「重要な信託の変更（※）」により損害を受けるおそれのある受益者は、受託者に対し、自己の有する受益権を公正な価格で取得することを請求することができます（法１０３条…

委託者は、信託行為において、「受益者の死亡により、当該受益者の有する受益権が消滅し、他の者が新たな受益権を取得する」旨の定め（又は、「受益者の死亡により順次他の…

信託行為において、「受益者の死亡」が信託終了事由に定められている場合は、信託は終了します（法１６３条９号）。当該定めがない場合、信託は継続しますが、以下のように…

信託行為の定めにより受益者となるべき者として指定された者は、信託行為に別段の定めがある場合を除き、受諾の意思表示等をすることなく、当然に受益権を取得します（法８…

信託法上、「受益者」とは、受益権を有する者をいいます（法２条６項）。そして、「受益権」とは、信託行為に基づいて受託者が受益者に対し負う債務であって、①信託財産に…

個人の受託者が死亡した場合、その受託者の任務は終了します（法５６条１項１号）。その場合、受託者の地位は相続されるのではなく、①信託行為に新たな受託者（以下「新受…