暗号資産（仮想通貨）とは 

「暗号資産（仮想通貨）」（※）とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています（日本銀行HP）。

• ・不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨（日本円や米国ドル等）と相互に交換できる。
• ・電子的に記録され、移転できる。
• ・法定通貨または法定通貨建ての資産（プリペイドカード等）ではない。

※「仮想通貨」との呼称は、資金決済法の改正（令和２年５月１日施行）により、「暗号資産」との呼称に変更されました。

暗号資産の相続手続きについて 

暗号資産を相続により取得した場合、相続税が課税されることとなっていることから、暗号資産は相続の対象となります。まずは、暗号資産の交換業者を調べ、ホームページのお問い合わせフォーム等から所有者の死亡を伝えます。

暗号資産の交換業者の特定方法 

亡くなった方のスマートフォンやパソコン内の管理アプリ、過去の確定申告書（「雑所得」欄）、メール、郵便物等を確認することで、交換業者を特定できる可能性があります。

交換業者からの相続手続き案内

その後は、交換業者から相続に必要な手続きが案内されますので、それに従い進めていくことになります。

手続きに不明な点が生じましたら、弁護士等の専門家にご相談ください。